イボの種類と治療方法|本厚木駅徒歩1分の血管外科クリニック本厚木
イボは、医学的には「疣贅(ゆうぜい)」と呼ばれ、「感染性のイボ」と「非感染性のイボ」の2つに分類されます。

参考 日本皮膚科学会 尋常性疣贅診療ガイドライン 2019(第 1 版)
感染性のイボは、ヒトパピローマウイルス(HPV)が皮膚に感染することで発生します。皮膚の小さな傷口からウイルスが侵入し、表皮の細胞に感染して増殖することでイボができます。

尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)は、最も一般的なウイルス性イボです。手指や足の裏、ひじ、ひざなどによく見られ、表面がザラザラしていて硬く盛り上がっています。色は皮膚色から少し白っぽく、大きさは数ミリから1センチ程度です。
他にも、感染性のイボとしては、お子さんに多い水いぼや扁平疣贅(へんぺいゆうぜい)、尖圭(せんけい)コンジローマなどが挙げられます。
感染性のイボは、自分の他の部位や他人にうつる可能性があります。特にプールや温泉など、裸足で歩く場所では感染リスクが高まります。
非感染性のイボは、ウイルス感染ではなく、加齢や皮膚の老化によって発生するもので、他人にうつることはありません。

脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)は、老人性イボとも呼ばれ、加齢とともに増える良性の腫瘍です。顔や頭、体幹などに現れ、茶色や黒っぽい色で、表面がやや盛り上がっています。紫外線や加齢により皮膚の角質が厚く重なってできるもので、30代以降から徐々に増えてきます。
また、首によく現れる代表的な非感染性のイボとしては、アクロコルドンやスキンタッグなどが挙げられます。
これらは感染性がなく、見た目が気になる場合や衣服に引っかかる場合などに治療を行います。
イボと似たできものとして、たこや魚の目、粉瘤などが挙げられます。

たこは皮膚の同じ部分に繰り返し摩擦や圧力がかかることで、角質が厚く硬くなったものです。表面は平らで硬く、黄色っぽい色をしています。痛みはほとんどなく、ウイルスが原因ではないため感染性はありません。

魚の目は、タコと同じく摩擦や圧力が原因ですが、角質の芯が皮膚の深い部分まで食い込んでいる状態です。芯が神経を刺激するため、押すと痛みがあるのが特徴です。
粉瘤については、こちらのページで詳しく説明しております。
当院では粉瘤の日帰り手術も実施しておりますので、宜しければ参考にしてみてください。
当院では、保険診療で行える「冷凍凝固法(綿球法)」を中心に治療を行っています。
冷凍凝固法は液体窒素を使ってイボを凍らせて治療する方法で、ウイルス性イボの標準的な治療法です。日本皮膚科学会の「尋常性疣贅診療ガイドライン」でも推奨されています。

マイナス196度の液体窒素を綿球に浸し、イボに直接押し当てて凍らせます。ウイルスに感染した細胞を壊死させ、新しい正常な皮膚の再生を促します。また、凍結による刺激で免疫反応が高まり、ウイルスを排除する効果も期待できます。
治療の流れとしては、液体窒素を含ませた綿球をイボに押し当て、5〜20秒程度凍結させることが主な方法です。また、イボの治療は多くの場合は1回では完治しないため、複数回の通院が必要となります。1〜2週間に1回のペースで治療を繰り返し、多くの場合3〜10回程度で治癒していくケースが多いです。
イボの治療は時間がかかりますが、ご家族や周囲の方への感染を防ぐためにも、根気よく通院を続けることが大切です。
凍結時にチクッとした痛みや冷たい痛みを感じる他、イボの種類や大きさによっては治療後の数日間、痛みが続くこともあります。また、治療後に水ぶくれができた場合は、自然に吸収されるまで破れないように注意が必要です。もし破れてしまった場合は清潔に保ちつつ、早めに医療機関を受診してください。
A.ウイルス性イボは免疫力が高まれば自然治癒することもありますが、放置すると数が増えたり大きくなったり、他人にうつす可能性があるため、早めの治療をお勧めします。非感染性のイボは自然に消えることはほとんどなく、年齢とともに増える傾向があります。
A.イボの冷凍凝固法は痛みを伴います。しかし、凍結による刺激で免疫反応が高まり、ウイルスを排除する効果も期待できます。痛みが不安な場合は軽めの凍結から始めることもできますので、遠慮なくお伝えください。
A.他の部位や他人にうつさないよう、イボを削ったり自分で取ろうとしたりせず、タオルやスリッパの共有は避けてください。水ぶくれができた場合は、破らないように気を付けながら、早めに皮膚科を受診するようにしましょう。
当院では、「イボ」に対して、経験豊富な医師による安全かつ確実な保険診療での治療を提供しています。また、当院は「優しい医療」をモットーとしており、患者さん一人ひとりの症状に合わせて、丁寧に治療を行うことを心掛けております。
手や足のイボが気になる方、お子様のイボでお困りの方は、どうぞお気軽に当院までご相談ください。
TOP