サブシジョン
手術跡やニキビ跡によって生じる肌の凹凸は、瘢痕組織と呼ばれています。瘢痕組織と繊維組織が皮膚の奥深くで癒着することで、皮膚が引っ張られて窪みが生まれることが、そうした肌の凹凸の原因です。
ニキビ跡のクレーターや、手術やケガなどによる傷跡は、ご自身でできるセルフケアやスキンケアでは十分な改善が得られないケースも多くありました。そこで注目されているのが「サブシジョン」という治療方法です。
サブシジョンとは、特殊な針状器具を用いて瘢痕組織と繊維組織の癒着を物理的に切り離すことで、皮膚の柔軟性を回復させ、皮膚の凹凸を改善させる治療法です。切り離した箇所には新たな線維成分が形成され、肌の自己修復を促進します。結果として、凹んだ部位が徐々に持ち上がり、改善していくという仕組みです。

サブシジョンの効果は治療後から少しずつ現れ始めます。治療直後から1週間程度は新しいコラーゲン線維の形成途上にあるため効果を実感される方は少ないですが、1ヶ月から3ヶ月程度が経過した段階で、コラーゲンの生成が本格化し、肌の凹凸やメイクのノリが良くなると感じられる患者さんが多いです。
この治療法の特徴は、施術時間が10分から20分程度と、他の美容施術と比較して短時間で終了するため、他の治療との組み合わせが容易であることです。また、皮膚表面への直接的なダメージが少ないため、術後に一時的な腫れや内出血が起こる場合がありますが、通常数日から1週間程度で症状が落ち着いていきます。ダウンタイムが比較的短いということも、サブシジョンの大きな特徴です。
サブシジョンが有効な症状は下記の通りです。
中でも、ニキビ跡による皮膚のくぼみや凹凸にお悩みの方は多いかと思います。ニキビ跡がクレーター状になるメカニズムは、炎症によって真皮層の線維成分が破壊され、その過程で先程お伝えした瘢痕組織が形成されるためです。この瘢痕組織が周囲の正常な皮膚組織と癒着すると、皮膚の表面が引っ張られて凹みが生じてしまいます。
また、ニキビ跡は大きく3つの形態に分類されます。サブシジョンはニキビ跡全般に効果が期待できますが、特に皮膚に深いへこみがある箇所に適しています。

・アイスピック型:針で突いたようなごく細く深い凹みが毛穴に沿って垂直に伸びるタイプで、瘢痕が強く、自然改善しにくいことが特徴です。
・ボックスカー型:縁がカクッと切り立った四角い凹みで、比較的浅いものから真皮深層までのものまであり、ニキビ跡の中でもサブシジョンの治療効果が高いタイプです。
・ローリング型:境界がなだらかで波打つような広めの凹みが連続して見えるタイプで、真皮深層の瘢痕や癒着が関与しているため、サブシジョンによる治療が特に有効とされます。
当院では、外科医・血管外科医として長年培った手術経験を活かし、ニキビ跡や手術跡などの症状に応じて適した治療が提供できるよう日々心掛けております。特にニキビ跡はご自身でのタイプの判別や対処が難しい分野になりますので、ニキビ跡でお困りの方は、お気軽に厚木市の血管外科クリニック本厚木までお越しください。
サブシジョン治療は、以下の手順で行われます。
1
カウンセリングと診断
最初に医師とのカウンセリングを実施し、皮膚の凹みの原因や瘢痕組織の状態、深さ、広がりを詳細に診査します。サブシジョンが治療に適切かどうかを確認した上で、治療計画を立てます。
2
局所麻酔
施術当日は、施術部位を十分に消毒した後、局所麻酔を実施します。サブシジョンは針を用いる治療ですが、しっかりと麻酔をしてから実施するため、痛みを感じることは殆どありません。痛みに不安が強い患者には、笑気ガスの併用も可能です。
3
瘢痕組織の切離
麻酔が確実に効いていることを確認した後、専用の針や器具を用いて、皮下の瘢痕組織と癒着を切断します。外科手術の経験を活かし、出血が最小限に抑えられるよう、細心の注意を払いながら施術を進めます。施術時間は傷跡の範囲や深さにより異なりますが、通常10~20分程度で終了します。
4
治療後のケア
治療後、皮膚に一時的な腫れや内出血が見られる場合がありますが、数日から1週間程度で落ち着きます。また、治療後はお肌が敏感になっているため、適切な保湿や紫外線対策が非常に重要です。
施術時間:10分〜20分程度


肌のくぼみや凹みに対しては、サブシジョンのみでも高い治療効果が期待できますが、下記の治療と組み合わせた治療を行うことで、更に満足度の高い仕上がりが期待できます。
サブシジョン施術直後は、新しいコラーゲン線維の形成途上にあり、効果が完全に現れるまでにおおよそ1カ月から3ヶ月を要します。ヒアルロン酸注入は即効性のある改善が期待できるため、その間の凹みが気になる患者さんにはお勧めの治療です。
プルリアルデンシファイは、コラーゲンやエラスチンの産生を促進する最新の肌再生治療です。サブシジョンとの併用により、局所的な傷跡改善と同時に、全体的な肌老化や肌炎症の改善が期待できるという大きな利点があります。
ピーリング治療は表皮の古い角質を除去することで、皮膚のターンオーバーを促進する美容施術です。皮膚のターンオーバーが起こることで新陳代謝がさらに活性化させるため、サブシジョンと組み合わせることで、治療効果を高めることにきたいできま
厚木市にある血管外科クリニック本厚木では、ニキビ跡や手術跡、傷跡による肌の凹凸、凹みに対して、サブシジョンを実施しております。専用の針や器具を用いて、瘢痕組織と皮下組織の癒着を物理的に剝がすことで、肌の表面を平らにし、見た目やメイクのりの改善が期待できます。
当院では、外科手術の経験が豊富な院長がサブシジョン施術を実施しております。肌の凸凹やへこみが気になる方は、小田急線「本厚木駅」から徒歩1分のところにある血管外科クリニック本厚木までお越しください。
サブシジョンは段階的に効果が現れます。施術直後は浮腫により一時的に凹みが目立つことさえあります。個人差が大きいですが、最も新たなコラーゲン線維が形成されるのは2~3ヶ月後のため、この時期に最大の改善効果に到達することがほとんどです。
サブシジョンの施術回数は傷跡の深さと範囲により異なりますが、凹みが浅い場合は1~2回で、傷口やニキビ跡の跡が深い場合には、3~4回の施術を実施する場合もあります。施術間隔は4~6週間を空けることが標準的です。当院では、カウンセリングや診察に基づき、症状や希望に合わせて個別の治療計画を立案しております。
ダウンタイムは1週間程度と比較的短く、一定の配慮のもとであれば仕事への早期復帰は十分可能です。施術後3~5日間は顔に腫脹と軽微な赤みが見られるため、メイクは避けた方が無難ですが、4~5日目以降であれば、ファンデーションで腫脹をカバーして出社することは可能です。
施術後1週間は激しい運動は避けるようにしてください。日常的なシャワーは3~4日目から可能ですが、施術部位への強い水圧や摩擦は控えてください。